人形のキャッツアイ

小出 松寿Crafts List

小出 松寿の特徴とこだわり

松寿の特徴は、正確で力強い着せ付けにあります。 中心から左右対称になるように腕の曲げ(腕折り)、着物の広がり、胸やひざの綿入れなど、緻密なバランスで制作され、どこから見ても美しい比率の人形となっています。

そしてその状態が崩れないように人形自体のしっかりとした固さがあります。人形をもったり掴んだりするとそのしっかりとした感覚が伝わります。

人形の芯には、一般的な藁胴(わらどう)ではなく樟入りの桐木胴を使い、着崩れ防止と防虫効果を併せ持たせています。

令和3年、先代の長女が2代目「小出 松寿」の作号を継ぎ、製作集団「人形工房松寿」の主宰として 6名の節句人形工芸士を中心に時代に合わせて進化しながら、同時に昔から受け継がれた技術を大切にしつつ 日々人形づくりに勤しんでおります。

人形工房 松寿

製作集団「人形工房松寿」6名の節句人形工芸士を中心に時代に合わせて進化しながら、

同時に昔から受け継がれた技術を大切にしつつ日々人形づくりに勤しんでおります。

人形製作に対する自信と誇り

人の手で制作するため、両肩の高さが違う・腕の曲がるポイントが違う・少し腰が浮いている・といったことは雛人形には必ずあります。

松寿はその差異をほとんど感じなくなるまで失くすよう自然な着せ付けをします。松寿いわく「人形の文句言われるんが嫌やから」。

人形製作に対する自信と誇りのこもった一言です。

雛人形のお顔

頭師「市川伯英」さんのお顔で仕上げられとてもきれいな顔しています。また、こちらのお顔は松寿工房の特注のお顔となっており、松寿さんのお雛さまに合うように制作されています。

また、古式ゆかしい京頭タイプもあります。そちらは「藤澤瑞馨」さんの手がけるお顔です。

この2つのお顔が松寿工房の「顔」になっているのです。