人形のキャッツアイ

蓬左 佳峰Crafts List

蓬左佳峰の特徴とこだわり

加藤人形・蓬左佳峰がつくる雛人形は、頭・体・手・足のあるしっかりとしたボディを作り、我が子には五体満足で生まれ、育って欲しいと願う親心を形にしています。 着物の素材には、なるべく質の良いものを使う様にしています。

例えば、ポリエステルの生地に刺繍を施した素材は、値段は高いけれど質の良い生地とは考えません。

私たちの考える良い素材とは、絹や天然素材のことを示しています。

1989年 大学在学中に父である。初代蓬左佳峰に師事し雛人形司を志す。2021年  伝統的工芸品 『名古屋節句飾』 経済産業大臣より指定。2022年 経済産業大臣指定 伝統的工芸品 『名古屋節句飾』人形胴体部門 伝統工芸士 認定。

『天然素材』へのこだわり

加藤人形・蓬左佳峰がつくる雛人形は、良質な素材や天然素材を多く使用しています。お子様にも良い素材・違いのわかる大人へなっていただくためにも、ぜひ良い素材のお雛様をお選びください。

また、天然素材はお飾りいただいたお子様が、お手元からお離しになられる時も、地球に還すことのできる優しい素材でもあります。

本物の着物~装束へのこだわり

雛人形は平安装束を身につけていると言われています。

加藤人形・蓬左佳峰は、日々装束の研究をし、より本物の装束に近づけるよう努力しています。

節句人形業界には、雛人形が着ている着物が何なのかさえわからない人たちが、人形を作ったり、販売したりしています。

加藤人形・蓬左佳峰がつくる雛人形は、しっかりとしたボディを作り、きちんとした着物を作り、綺麗な着付けをし、かっこよく形付ける。こんな当たり前なことを愚直におこなっています。

お子様が大人になられる間に、例えば伊勢神宮式年遷宮のように何度か本物の装束を目にする機会があると思います。その時に本物に近い装束をまとったお雛様がお手元にある喜びを、ぜひ味わってっくだされば幸いです。

『天然素材』へのこだわり

和紙を裂地の裏打ちをするために使います。私どもでは4種類の和紙を用途によって使い分けています。熱田神宮の御用紙も使っています。 木綿(もくめん)木を細く長く削ったもので、しっかりと形づけたい部分に紙で巻いて使います。主に腕・足・おなかなどの部分に使います。 木手(もくて)木でできた手です。木をひとつづつ削り繊細に仕上げたものに胡粉でお化粧をさせたものです。天然素材ゆえのぬくもりが感じられます。 正絹金襴(しょうけんきんらん)正絹とはシルク織物の事で、本来は経糸・緯糸(たていと・ぬきいと)共にシルクで織られた物を正絹といいます。