人形のキャッツアイ

平安寿峰Crafts List

平安寿峰の特徴とこだわり

日本が世界に誇れる「節句文化」。

我が子、我が孫、我が家族の「幸せ」と「健やかな成長」を願う素敵な文化です。

この文化が1000年以上続くのは、「より良いもの」「もっと良いもの」を届けたいとの思いで弛まぬ努力をしてきた職人と、お子様の成長を人形に託してきた方々のお陰ではないでしょうか。

それが「工芸」を「産業」に昇華させ、私たちが現在でも存在できている所以なのです。

私たちは、先人の思いを受け継ぎ、後世、未来へ繋げていくことを使命と感じております。

そのためには「人形を売る」のではなく、「文化を届ける」。このことこそが、一番大切だと考えております。

「日本人の感性の豊かさを物語る人形」、そして「平安時代より続く宮中文化を表現する人形」を活動の原点としています。 制作活動の地、嵯峨野より拝領し、屋号を「沙雅の人形」と称し、号を「平安 寿峰」としました。 「寿峰」の名は嵯峨野の奥に構える愛宕山の景色をとらえてつけられています。

京都の伝統の中で培われた技術を現代に上手く調和させ、

「高貴な雰囲気の中にもホッとする安らぎを 与えられるような人形作り」をコンセプトに、

お子様だけでなくご家族皆様が笑顔になれるような お雛さま、善き人形を作り続けております。

一つ一つお作りしております。

初代 寿峰が雛人形作りをはじめ四十年余り。

お子様の想いをかたちにしていくのが使命と、 今も日々研鑽を続け 皇室や伊勢神宮、出雲大社をはじめ多くの皆様のもとへ お届けしております。

『源氏物語』

今から1000年以上の昔、紫式部によって書かれた物語で世界中にファンがいらっしゃいます。

最近ではNHK大河ドラマ『光る君へ』で取り上げられていることもあり、皆さんもよくご存じのことと思います。

この『源氏物語』は、私たちの仕事にとって切っても切れないものでございます。

衣装の「柄」や「色合わせ」、また当時の貴族社会の「生活」を知るうえで大変貴重な資料でもあるのです。

そんな資料に基づいて、今から30年以上前に発表したのが『源氏物語』です。

作中の主な4人の女性と光源氏を中心に物語中の「色合わせ」を再現し、お人形にしたものです。